ICT活用酪農業支援

反芻行動のモニタリング

背景

近年北海道では、規模の拡大にともないフリーストール牛舎での放し飼いが増えています。栄養・生理・健康状態、社会順位などの異なる個体が混在する牛群において、疾病や発情などを正確に、また早期に発見する仕組みが求められています。

実施項目

  • 反芻行動判別首輪ユニットの改良製作
  • 附属農場でのデータ取得実証試験
  • 健康状態解析・予測判別手法の検討・開発
  • 予測結果可視化システムの開発

食関連産業振興への効果

健康管理・予測システムを実用化することによって、牛群の栄養、健康、牛の社会構造の監視が容易となり、多頭飼育による、長時間労働問題や、繁殖時期逸失、家畜の死廃事故による利益逸失等の課題をすこしでも解決できると考えています。国際競争の激化が迫る中で、健康管理情報に裏付けられた食の安全・安心を、日本から世界へ積極的に発信していくお手伝いを致します。